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第88回 時給の中央値$31.61と、ワークビザキャンセルの懸念


Cost of living crisisという言葉が定着した物価高の昨今ですが、給料も上昇しているようです。

来年のニュージーランドワークビザ申請にまた試練か?
  • 2023年6月期の時給の中央値が$31.61まで上昇したことが発表されました。(Stats NZ、8月15日)インフレ率は6%で、時給はそれを上回る6.6%上昇したようです。(Newshub, 8月15日)Accredited Employer Work Visa(AEWV)や永住権申請に適用される時給の新中央値は、毎年2月に適用開始ということになったので、来年2月以降、企業によっては同じ仕事でも、ワークビザ保持者は$31.61、NZ人及び永住者は時給据え置きで$31.61未満という不平等が発生することが予想されます。因みに、Trademeによると、NZの平均年収は史上初の$70,069と7万ドルを突破し、最高はWellingtonの$73,663、Aucklandは$71,960、住みやすいうえ、家賃が安いCanterbury地方は$68,305でした。(Newshub,7月12日)
AEWVの審査不備、暴露される
現在就労ビザのほとんどを占めるのが、AEWV。先日、移民局の匿名の内部通告者によって、AEWVスキームの第一工程Employer Accreditationと第二工程Job check申請の一部がノーチェックだったことが暴露され、Public Service CommissionがAEWV審査状況を調査することが決まりました。 (RNZ,8月18日)Little移民大臣は、その発表の前には、正しいプロセスに則って審査されていると移民局からブリーフィングを受けており、話が急展開した模様です。National partyの移民担当Elica Stanford氏は、8月18日に「Nationalは、立場の弱い移民を守るため、(提出書類等の)適切な検証作業を復活する」と声明を発表。
審査官がAEWVの危険性を警告するも移民局が無視
さらには別報道で、移民局スタッフが「AEWVは構造上欠陥があり、移民搾取につながる」と1年以上もマネージャーに警告を唱えていたそうですが、無視されたとのニュースがありました。(Stuff,8月23日)ジョブオファーはフェイクで、金銭と引き換えに発行され、移民が搾取されることなどを懸念していたようですが、敏速な審査を優先し、承認することで生まれるリスクは無視するよう圧力があったとも。上記の内部通報者とは違い、Employer accreditation,job checkだけでなく、実際のAEWV審査でも適切なチェックを“Skip”することを奨励されていたようで、問題はかなり根深いようです。この記事のように、AEWVのオンライン申請プラットフォームAdeptは、従来のビザのように、1人の審査官が審査するのではなく複数のオフィサーがベルトコンベア式に審査に関わるため、適切な審査をしなかった責任の所在を明らかにすることは難しいと思います。
因みに、ビザ発給後にビザがキャンセルになるということがあります。もし、プロセスに則って審査されていないと認定された場合、承認されたAEWVについてはどのように対処するのか気になるところです。移民アドバイザーが3つ全てのプロセスの申請代行に関わっている場合は、Due dilligenceを行っているはずなので、仮に承認後に移民局のチェックが入っても、通常は問題にならないと思います。職能団体のWebinarに参加してきたのですが、もともと今年11月に審査が強化されることが決まっていたらしいのですが、恐らく前倒しで、審査が強化されるとのことでした。
AEWVビザの給料未払い通報による移民へのインパクト
昨今、毎日のように新聞やテレビで報道が頻発しているAEWVの移民搾取問題。先日、移民局のWebinarで質問したところ、「移民が搾取について通報しても、捜査という面で移民が不利益になることはない」との回答を貰いました。因みに回答者は、Investigation部門のNational manager。因みに、現在、Employer accreditationがキャンセル、停止、もしくは捜査が入った件数は現在、160件だそうです。(RNZ,8月18日)
本コラムは一般的なビザ、移民法等の情報提供で、法的助言を目的としていません。執筆者及び弊社は、本コラムの内容等に起因する損害について、一切の責任を負わないものとします。この免責事項も含めて内容の無断転載及び改変を禁止します。法的アドバイスやビザの申請代行をご希望の場合はお問合せ下さい。(執筆日2023年8月23日)
このコラムは、NZ Daisuki.comにも掲載されました。 https://nzdaisuki.com/column/nzvisa-info-by-nzvp/article-88
執筆者
Aki Yamasaki (ニュージーランドビザ申請代行センター代表およびNZ政府公認移民アドバイザー) ニュージーランドに移住して23年。TOEIC満点、英検1級取得。4か国14学位取得。移民法最高学位GDNZIA取得。雇用法、ビジネス法、商法も大学で学ぶ。NZ国家資格者である移民(ビザ)アドバイザー(ライセンス番号201701307)自身の申請経験をきっかけに、ビザ申請者の気持ちが分かる熱血派の移民法専門家になる。移民法、ビザルールに関する法的助言提供、ビザ申請代行、移民局との交渉、面接同席、弁論書作成だけでなく、単独で移民保護裁判所の法定代理人にもなれるフルライセンスアドバイザーであり、案件を最初から最後まで担当。緊急時は時間外も対応。却下決定をも覆し、不法滞在、申請却下歴、入国拒否歴、警告があるケースや弁護士でも却下されたケースさえも成功に持ち込む。法律知識、分析力、移民局への弁論書に定評があり、多数の感謝状を頂く。(審査官からも称賛を得る)弊社で申請代行可能か無料査定中。質問への回答を含む法律相談は有料(ご相談後2週間以内に申請代行サービスにお申込み頂いた場合は、相談料を相殺)。本気でビザを取得したい方のみの限定受任。法的助言や弁論書作成、移民局とのやり取りを含む申請代行または契約前の有料相談のお申込はフォームへご記入後送信下さい。NZ国内外オンライン対応。電話番号(NZ) 03 669 0110 (日本)050 5539 0585 (お電話は有料相談や申請代行についてのお問合せのみ)平日NZ時間9時から19時まで(月曜から金曜) info@nzvisapartner.com
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